vonvoyage32のブログ

キャンピングトレーラーを牽く'96ランドローバー・ディスカバリーに乗って14万キロ。別の趣味車が良いなぁ~と964C2に乗り換えました。カミさんの足車プジョー307CCで暫く牽引。キャンプ仲間とアコギとか弾いたりしますが、電脳化アコギの出音機材の方が気になってアコギ練習よりもPA好き。二輪の大型免許は「いつか」と言う間に時は過ぎ還暦後に限定解除。バイクライフも楽しんで。ふっとした事からヨットに目覚め!小型船舶免許も取得し28ftのNereidsで航行を楽しむ間もなく減価償却済みの爺々です。

DC供給と配線備忘録

我が艇 『Nereids』の陸電の構成は

1.陸電コネクターからのAC100V(30Aコネクタ)→→キャビン・マリンエアコン
2.別系統ケーブル付き防水コンセント→→キャビンチャートテーブル→バッテリー充電器・室内AC100Vコンセント

 以上の2系統でそれぞれエアコンと室内100V系が陸との接続は別々です。また、折角の冷蔵庫はDC12V駆動の為、陸電接続時に使用すると「2」系統の充電器では供給が足らずバッテリーは減ってしまい何時間後には使用不能になってしまいます。

 

(1) 陸電ケーブルの1系統化
 マリンエアコンの消費電力がそれなりに在るのでAC100Vを別系統にしたのだろうと想像は付くのですが、陸電コネクタがAC100V30A用でも供給しているバースのポストには15A+アース付きのコンセントですし、すべての同時使用を気を付けれは陸電ケーブルでスマートに給電する1系統に変更します。

(2) 漏電ブレーカーと各系統ブーレーカーでの配電
 陸電ケーブル系で給電したら配電盤設備で
   1)マリンエアコン 
   2)AC100Vコンセント
   3)AC100V→DC12Vコンバーターでの給電
 これらの3系統に配電します。

(3) 停泊時のDC給電
 AC100V→DC12Vコンバーターを取り付けてチャートデスクの操作盤までDC12Vを給電してバース停泊時にキャビン内のDC12V駆動の機器を陸電からのDC12V給電に切替てバッテリーへの負担を気にせず使用出来るようにする。
この中には冷蔵庫も含まれるので、完成像としては陸電供給からの常時冷蔵庫での飲料冷却を目指す所です。

・・

・・・

さて、コックピットのロッカー内からチャートデスクに掛けての改修工事
コンパニオンウェイ周辺は道具と材料が広がって・・・・・

f:id:vonvoyage32:20230928164702j:image

施工中の「絵」はありません(汗)
いやいや、写真撮ってるヒマってか、作業中は忘れちゃいますね。

先ずはコックピットのロッカー内。
配電盤が必要かどうか?は正直微妙です。常時陸電接続となると風雨も様々ですが、先ずはこのように組んでみました。

右から陸電ケーブルにてAC100Vを受電。
30A漏電ブレーカーを経由して各々
1) マリンエアコン用20Aブレーカー
2) 室内AC100V用15Aブレーカー
3) AC-DCコンバーター用15Aブレーカー
 ACの電装は元々ここを経由していた電線にブレーカー回路で配電しただけ。AC-DCコンバーターは新たに設置して区別着く様にこれは「青白」電線で室内チャートデスク操作盤へDC供電します。f:id:vonvoyage32:20230928164659j:image

チャートデスクの操作盤を開けます。
元々在ったのは左側の電源開閉用のパネルだけです。下に見えるヒューズや右側のスイッチパネルは今までに増設したモノです。
改めて電気の流れを確認すると前項のロッカー内にある第2バッテリからスターン室の2台のバッテリ開閉器を経てこのパネルへ供電されておりますが、何処かで+は茶色線の2本に成っており、既存の左側の電源開閉用のパネルの上と下の半分づつの3回路へ給電。
【上の3回路】
 (1)マスト灯
 (2)航海灯・尾灯
 (3)ナビゲーター(ラジオ)--シガーソケットとペデスタルDC12V
  同系統に並列で右側のスイッチパネル(オーパイ・冷蔵庫)
【下の3回路】
 (4)室内照明
 (5)ビルジポンプ
 (6)給水ポンプ


うむっ、元々、冷蔵庫は(1~3)の回路に並列で別の管ヒューズとトグルスイッチを経由して駆動しておりました。が、オートパイロットなどの電装品が増えたので(1~3)回路に並列で右側のブレーカー付きのスイッチパネルを増設してます。

 今回、AC-DCコンバータでDC12V給電するのは13A程度の1系統ですから、【下の3回路】は止めて【上の3回路】と右のスイッチパネル系統としました。

f:id:vonvoyage32:20230928164708j:imageここはチャートデスク操作盤。
これも購入当時から比べると少しづつですが様変わりしております。
今回は丸いシガーソケットの右側にある「切替スイッチ」のみです。
スイッチは色々調べましたが、DC切替はバカでかいモノばかりで、ロータリー式なども有りますが、DC切替には(耐A数が少なく)向かない様で熟考の上、写真のモノに。
正解かどうかは・・・。
外部ロッカーのAC-DCコンバータから給電されたDC12Vを切替スイッチでDCパネルへ割り込ませ増した。
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これは今後の流れとして・・・・
 アンカー用ウインドラスも設置出来て、少し遠出して仮に入り江にアンカリングすると昼間は錨泊の象形黒玉ですが、錨泊すると夜間はマスト灯を点灯します。または他所の港、ハーバーの桟橋に舫って一泊した場合に陸電は望めない事もあり、『巷で流行りのポタ電』を装備する事で船内バッテリの減りを気にせずAC100Vで照明、電子レンジなど使う文化的なキャンプが望めると云う事です。

Nereidsのチャートテーブル操作盤の変化



さて、今後は
電子レンジとカセットコンロなどを現在のアルコールコンロジンバルと差し替えて
ポタ電の1,000W級を導入して・・・と妄想は広がります(笑)

     Ahoy  There!!