vonvoyage32のブログ

キャンピングトレーラーを牽く'96ランドローバー・ディスカバリーに乗って14万キロ。別の趣味車が良いなぁ~と964C2に乗り換えました。カミさんの足車プジョー307CCで暫く牽引。キャンプ仲間とアコギとか弾いたりしますが、電脳化アコギの出音機材の方が気になってアコギ練習よりもPA好き。二輪の大型免許は「いつか」と言う間に時は過ぎ還暦後に限定解除。バイクライフも楽しんで。ふっとした事からヨットに目覚め!小型船舶免許も取得し28ftのNereidsで航行を楽しむ間もなく減価償却済みの爺々です。

メインシート・リギンを改修・前編

シートの強度や操作性能から行くと「違うだろ」と
指導を受けるやも知れませんが、
キャビンでの操船もですが、居住空間の快適性も増したい思いから
ミッドブームシーティング式のリギンを目指してみます。

このyoutubeの該当する4分40秒くらいからのミッド・ブーム・シーティング式のメインシートを目指します。


www.youtube.com


調べてみますと
我がBeneteau Oceanis 281でもそのリギンで使用している例がある様で

拙艇にはドジャーを付けて居ますが、何とか交わせそうな気がします。


・・・・・・
と云う訳で
早速と作業を開始致します。シートは設置したセルフテーリングウィンチには相性が良いかと12mmを用意。その他、ブロック、シートスライダーなどなど
また、ブームエンド部材などはリベット固定でしたので電蝕にも強いと言われるモネルのブラインドリベットを用意しました。

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先ずはブームエンド部材と共締めのシートスライダーのリベットをドリルで飛ばして外していきます。メインセールのアウトホール、ブームトッピングリフトを緩めて効かなくなりますが、ブームバンクが支えているので、そのまま外しても良さそうです。

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メインシートを緊結するシートスライダーも外します。
今回のミッドブームシーティングではこれ以外に3箇所でシート固定とブロック取付で必要になります。
これ以外と云いますのは、従来のメインシートも機能は残す予定です。
ミッドブームリギン側に不具合が生じてもシャックルなどで従来のメインシートを接続すれば復旧出来る様にします。

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あちゃ!・・・・
用意をした〇うこうマリンで仕入れたスライダーは鋳造製です。

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これは!
既存のそれはステンレス板の鍛造+ステンレス棒の材で
スライダー幅は凡そ合致していましたが、厚みが2mm
ブームのスライダー溝の厚みは2.8mmで挿入不可です・・・・(涙)

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既存のシートスライダー

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・・

・・・

・・・・

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・・・・・・

この部材、散々探したのですが「ビンゴ!」ってモノが見つからず・・・
上記の部材を取り寄せて施工に臨んだのですが・・・・。
ダメか!
・・
ここは頼るのは「ヨット遊びしようぜ!!」のFB先達のお知恵。
現場で現況写真や寸法を書き入れ(上の写真)て
タブレットからFBに救援希望の投稿です。
 もしかして「ここの店舗に有るよ」みたいな回答は来ないかしらん!と
・・・
 スライダーも2mm厚はやはり市場にはない様で
先達からブームリギンのメーカーを訊ねられて・・・・
下記のシールからZsparsのメーカーHPやら日本の輸入代理店だったり
はたまた英国Zspars社の部材カタログまでお調べ頂いて対応頂きました(謝)
・・
   ありがとうございます。

先ずは日本の輸入代理店へその場で電話(祭日で繋がりません)とメールで連絡

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自動返信でメールが届いている事、数日以内に担当者からお連絡する旨返事を頂きました。

あぁ~やれやれ。
部材が合わない時点で途方に暮れましたが
何とか前進してます。

 

    Ahoy there!!